抜歯即時インプラント
抜歯即時
インプラントとは
抜かなければならない状態の歯があってそこにインプラントを行う場合、一般的には問題のある歯を抜いた後、歯茎や骨の回復を待ち、治ってからインプラントを埋める、という方法で行います。ですが、条件次第では、抜歯をしたあとすぐにインプラントを埋める「抜歯即時インプラント」が可能な場合があります。
抜歯即時インプラントを行うことで、「手術の回数を減らせる」、「インプラントが早く入る」など多くのメリットがあります。
当院では、抜歯即時インプラントが可能な方には、この方法もご提案しています。
抜歯即時インプラントが
可能になる条件
抜歯即時インプラントは、全てのケースにおいて可能なわけではありません。
抜歯即時インプラントが可能になる条件が当てはまるか、まずはご確認ください。
- 骨がしっかりしている
- 抜歯する歯の周囲に大きな感染がない(歯周病・歯の根の病巣など)
- 強い歯ぎしりや食いしばりがないこと
- タバコを吸わないこと
抜歯即時インプラントの
メリットやデメリット
抜歯即時インプラントのメリット
手術回数を減らせる
抜歯とインプラント埋入を別々の日に行わず、一度で行うことができるので、お体への負担を減らすことができ、治療回数も減らせます。
早く歯を入れられる
通常だと抜歯後に骨が治るのを数ヶ月待つ必要がありますが、抜歯後すぐにインプラントを行うので、結果的に早く歯が入ります。
術後の痛み・腫れを抑えられる
抜歯即時インプラントでは、抜歯した穴にそのままインプラントを埋めますので、改めて歯茎を切開したり剥離したりする必要がありません。そのため、新たに傷口を作ることがないので、術後の痛みや腫れを最小限に抑えることができます。
見た目がきれいに
仕上がりやすい
歯を抜いた後は、通常、だんだん傷口が治るにつれて歯茎の位置も下がっていきます。抜歯をしてすぐにインプラントを行う場合、抜いた時の歯茎の形でインプラントを埋め込むことができ、歯茎が下がりにくく、より見た目をきれいに仕上げることができます。
骨が減りにくい
抜歯後はだんだんと骨は痩せていきますが、抜歯をしてすぐにインプラントを埋めると、抜いた部分の骨が減るのを防止することができます。そのため、インプラントをしっかりと支えやすくなります。
抜歯即時インプラントのデメリット
全てのケースで
適用できるわけではない
抜歯即時インプラントは、骨の量が十分でない場合、抜く歯の周囲の感染が重度な場合、歯ぎしりなどが強すぎる場合などにおいては、うまく行かないため、適用することができません。